ある経営者の困り事

先日実施させて頂きました地方でのセミナー受講者からメールでご相談を頂きました。

 

年商7億円位の専門工事の会社さんのお話です。

 

それは、経理担当者が優秀で、会計の自計化も完成して、原価管理も完璧な形で実施、更に管理会計的な部分も習得された社員さんだったようです。

 

その社員さんが急に病院に入院して、かなり重い病気で従来のように仕事に復帰する事は難しいとのお話でした。

 

その方しか会計や原価管理等の作業が分からず、業務が止まってしまうので、セミナーで知り合った、私共に業務代行が出来ないか?

 

と言う相談でした。

 

会計の方は会計事務所に記帳などの作業をお願いできるが、原価管理の方は他に分かる方が居ないので困ったと言われました。

 

近くなら、お手伝いをさせて頂くことも可能ですが、片道新幹線で2時間半の距離です。

 

作業時間の確保も難しく、更に弊社のソフトでも無いので、丁重にお断りしました。

 

同じような話で最近、原価管理と会計の業務が1名の経理担当者しか分からないので、その方に何かあるといけないので、業務の仕組みや流れを変えて1人に頼る事から脱却したいとのご相談も頂いておりました。

 

この二つの事例から、まず起きてから対処やお願いをする経営者と、起きる前に対処方法等、考えている経営者の違いや差は明らかです。

 

又別の視点から専門性の高い業務である原価管理や経理作業等重要であるが故に、経営者も苦手意識もありお任せ状態になり易いと言えます。

 

細かい事は知らなくても、どんな手順でどんな事をやっているのか?

 

経営者は自分の会社の事です、把握することが大事だと思います。

 

又こんな危機管理察知能力も経営者に必要な能力といえるでしょう。

 

 

 


有言不実行

先日のイチローの引退会見が報道を拝見しておりました。

その中で 50歳まで現役、とつねづね口にしていたが、

『有言不実行の男の男になってしまったけど、その表現をしてこないと、ここまで出来なかった。言葉にして表現することは目標に近づく1つの方法だと思う』

このイチローさんの言葉に注目しました。

過去にロッテや中日で活躍した、落合監督も毎年『3冠王』を公言していましたが、公言して目標を口に出すから3冠王は毎年取れないが打点王だけでも取れた。

そんな昔の事も思い出しながら、目標を公言する事の大事さを再認識しました。

成行き任せで会社の『舵とり』をしている、駄目な経営者に目標の設定や経営計画の大事さを再認識して頂きたい時のたとえ話に最適なイチローさんの素晴らしい引退会見でした。
 


二代目新社長悩み

二代目の専門工事の建設会社の若社長の悩みです。

先代社長は70代の創業者です。

自分のパワーで創業以来、よく働き会社を此処まで(年商6億円)成長させた社長です。

最近病気の発見や体力の衰えも見え、息子に社長を譲り会長になり日常の業務から離れました。

この社長の悩みです。経営者の勉強会等には参加して、経営について学び努力されているので自社のポジションや現状の経営数値について少し分り始めた訳です。

工事の施工面では、しっかりした専務さんや工事部長さんが見えて、当面の心配は無いようですが

営業面は先代が構築した人間関係等、本音で言いたい事を言える関係で元請先との交渉もされたり、受注先の獲得も出来ていたようです。

ところが、この部分を新社長が引継ぐ事の難しさを感じているようです。

お客様のコントロールや相手との交渉等、先代独自のやり方で進められたので、自分が其処を引継ぐ為の力不足を感じているようです。

又経理面ではパソコンを扱う事が出来ない、自分の母が手書きで、銀行帳や現金出納帳等を書いて、会計事務所に渡すパターンで、原価管理等は上手く行っていません。

そんな理由で当社がお手伝いを始めたのですが、当初から期首の売掛金や未成工事受入金等の計上がかなり違っている事等、えっ?と思う事が訪問する度に沢山出てきます。

新社長に詳しくご説明をしてご理解を頂く事で、この会社の経営管理面の改善は、自信を持ってお手伝い出来ますし、ついでに新社長が建設業の利益の仕組み等も理解されて嬉しいお仕事です。

しかし、もう一つの営業面での悩みは残っています。

営業ノウハウ等の引き継ぎは難しい様です。

新社長に申し上げるのは、先ずは自社をどんな会社にしたいのか?
先代も我武者羅に仕事をしてきたのでその部分の経営理念的な部分は構築されていません。

心配でも、難しくても、自分が社長になった事は事実です。

1つずつ課題をクリアーして、遣るしかないのです。

こんな悩みの若社長は世の中に沢山いると思います。

其処を悩みと感じて自助努力する若社長と、其処に気が付かない、気がついても、日常の作業に埋没して、何をするべきか分らない社長の差は会社の規模に拘わらず大きいと思います。

そんな若社長を叱咤激励しながら私も頑張りたいと思います。






 

One to Oneマーケティングの活用

先日、表題のワン・ツウ・ワンマーケティングのセミナーを受講させて頂きました。

マスマーケティングは大量生産、大量消費、市場優先等

それに対して、ワン・ツウ・ワンマーケティングは顧客優先

つまり売り手の優先の立場と買い手優先の立場の違いで売り方が違う、そんなセミナーでしたが、セミナー内容のお話では無く

例題に注文住宅建設業の顧客価値最大化の話がありましたのでご紹介します。

各々は私のお客様でも既に実施されている事もありますが、未実施のお客様も見えますのでご紹介します。

1つ目は関係者全員のオーナー様への感謝状
これはマンションの大規模修繕工事等で設計会社に逆の立場で感謝状をお贈りした事はあるが、建設業者の、営業担当、監督、設計者、職人等等の感謝状を額に入れて贈るそうです。
2つ目は関連サービスを売る
住宅ローンや法律手続き保険等のサービスを充実(保険料収入等粗利益増加にも繋がるしお客様の満足のいく情報提供)
3つ目はリニューアルやメンテナンスの需要(定期点検等で不具合の確認等からお客との繋がりで将来の受注拡大に寄与)ある会社では、お客様の希望があれば、神棚等を大工さんに作らせて贈るそうです。(継続顧客化)
4つ目はコミュニティを作る、お客様同士の交流で住宅会社へのフアン作り(既にオーナー会等がある会社もある)
5つ目はITの活用で顧客データの活用(これも施主台帳や見込み客リスト等顧客情報を知った営業の効率化)

正に住宅の販売はマスでは無く1対1の注文住宅の販売と言う、究極のワン・ツ・ワンマーケティングであると講師の先生は話された。
これ以外にも土地探しの段階から、家族構成に合った調査、学校への距離、買い物の便利さ等営業段階の努力も必要だし、地域への社員による制服着用の清掃等のボランティア活動等各社取組例は沢山あります。

まだまだセミナーを聞いただけで勉強不足ですが、お話を聞いていると自分の商売も完全なワン・ツウ・ワンマーケティングだし実際に取組んできた事も事例の応用編であったと思います。

お陰様で忙しく、最近セミナー等学ぶ機会が減っている事も反省しながら、お客様に活用できる事をご提案する事も自分のワン・ツウ・ワンマーケティングに必要な事だと反省です。

 


未成工事支出金の間接配賦額

地方の中堅ゼネコンさんでのお話です。

経営内容の良好な年商100億規模のお客様です。

10月決算で11月から1月迄の試算表が赤字になっている、売上高が落ちた訳でも無く確認して欲しいとの依頼がありました。

内容を確認させて頂きますと、10月末の決算時に計上された、未成工事支出金の間接配賦金7千万位が10月に取り崩されていました。

従って10月末の未成工事支出金の決算額より1月末は7千万少なくなり、会計上は完成工事原価が多く計上された為3ヶ月の成績は赤字になった事の理由です。

原因は分ったので、間接配賦金のご説明をさせて頂きました。経理の方も内容をご理解されて無かったようです。

読者の方にもご理解頂ければと、訪問先で話した内容をかいつまんで記入させて頂きます。

決算時の未成工事支出金には工事毎に直接支払った、外注費や材料費等は原価ソフト等で把握されておりますが、未成工事支出金にはこれら直接の原価以外に、現場担当者の人件費や直接原価を特定できない仮設材料費や減価償却費等間接的な原価があります。

これら間接原価を一定の配賦基準によって未成工事支出金の間接配賦額が、仕掛工事に加算される訳です。この会社では10月末に7千万加算された訳です。

この配賦基準は正直沢山の中小建設業を見ている私からすれば、決算時の見せかけの利益と思っています。つまり現場担当者の給与は支払った時に経費になる訳です。その経費を一定の配賦基準で経費⇒棚卸資産の加算になり、決算時原価が下がる為見せかけの利益が増える訳です。

私からすれば、税理士さんによって計算方法はバラバラで、会計基準の計算方法はあるのでしょうが、極端に言えば未計上のままの税理士さんも存在します。

つまり、税務署からすれば、一定の同じやり方が続いていれば問題ないようです。利益の調節に多く計上したり少なく計上する事は修正申告の対象になります。又業種や事業内容にもよるのでしょうが、全く0円は拙いように思います。

建設業特有の処理ですので、調査で指摘を受ける迄ご存じ無い先生も見えるのではないかと思う位です。

話を戻しますとこの7千万の金額処理ですが、今期末迄そのまま7千万を未成工事支出金に据え置いておけば、今回のような事は発生しません。そこで来年の10月末時点の計算が8千万だった場合には、又見せかけの利益が1千万加算される事になります。
又逆に5千万だった場合には2千万見せかけの利益が減る事になりますが、差額で決算時に振替実施した方が当期の経営成績の把握にはベターではないかとお話しました。

又は毎月この計算をすれば、毎月の経営成績が出る訳ですが、面倒なので税理士さんは決算時しか実施されません。

会社の中で決算時の計算方法を学ばれて毎月実施される事も良いですが、結論的には決算時に又変わるので、決算予測等の観点からは7千万据え置き方式が現実的ではないかと思います。

くどいですが、見せかけの利益や損失の話ですので、担当者が利益の向上を目指して実行予算管理や原価管理で粗利益アップを目指すお手伝いをしている私から見れば、次元の違う話です。


<< | 2/81PAGES | >>

calendar

S M T W T F S
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031 
<< May 2019 >>

links

  • お問い合せ
  • 脱!どんぶり勘定レポート
  • 株式会社アイユート_ホームページ
  • amazon.jp_脱!どんぶり勘定
  • アイユート紹介動画
  • ペライチ_脱!どんぶり勘定
  • HTS|記帳代行・給与計算・会社設立・経営コンサルティング
  • K Office|名古屋の中小企業・起業 経営コンサルティング

selected entries

categories

archives

recent comment

profile

search this site.

others

mobile

qrcode