決算書の読み方とキャッシュフロー

経理の苦手な社長から決算書の読み方を教えて下さい。と言うオーダーが入りました。

会社設立5年の若い専門工事会社の社長です。決算書を持参されて意気込みも感じられました。

その時のお話を経理の苦手な社長さんにお読み頂きたく、かいつまみお話します。

会社の財務諸表は大きく分けて3つあります。(貸借対照表・損益計算書・キャッシュフロー計算書)

先ずは貸借対照表、これは決算時の会社の財政状態を表示します。従って会社が始まってからの蓄積された数値です。

大きく分けて資産の部(会社の全ての財産が表示。又調達した資金の使い道と説明しました)この財産の調達先が負債の部(他人の金)と純資産の部(自分の金)に分かれています。
沢山の分析指標がありますが、安全性を見る指標をご紹介します。
純資産の部÷資産の部合計=自己資本比率(30%以上が合格と言われています)
資産の部よりも負債の部が多い場合(純資産の部がマイナス)債務超過と言います。(非常にヤバイ状況です)


2つ目は損益計算書です。これは1年間の売上−総経費=利益(1年間だけの数字です、又前号でご紹介しましたが沢山の利益項目があります。最後の税引後利益が貸借対照表の純資産に蓄えられます)
貸借対照表とは違い、幾ら赤字でも新年度からは0スタートです。
此処の利益を増やす為に工事毎の粗利益向上が建設業では最重要と思っています。

3つ目がキャッシュフロー計算書です。現金預金の残高が前年に比べて増減が表示され、増減理由が分かります。
経営者にとって大事な指標ですが、残念な事に多くの建設会社では未作成です。

理由は上場会社以外は提出が義務付けられていない事だと思います。(簡単に作れるのに・・・残念です)

キャッシュフロー計算書は、営業キャッシュフローと投資キャッシュフローと財務キャッシュフローの3つの増減の合計が1年間のキャッシュの増減で表示されます。

営業キャッシュフロー(本業で実際に稼ぎだしたお金)
(例)売上が増えて利益が増えてもお金が回収されていなければ(期末に売掛金残高が増加すれば)キャッシュフローはマイナスになります。
投資キャッシュフロー(機械の購入や売却等投資活動によるお金の増減)
(例)機械を購入した場合は投資キャッシュフローはマイナスです。逆に売却した場合にはプラスになります。
財務キャッシュフロー(借入金の増減等によるお金の増減)
(例)銀行から借入金が発生した場合にはキャッシュはプラスに逆に返済した場合にはキャッシュが減ります

手元のお金が何故減ったのか?(仕事は忙しく、売上も利益も上がったのにお金が残っていない理由が分かります)
手元のお金が何故増加したか?(キャッシュの増加金額以上に借入金が増加している事もあります)

黒字倒産と言う言葉もあります。又どんなに赤字でも、キャッシュがあれば会社は倒産しません。

特にコロナ禍の中、生き残る建設会社にはキャッシュフロー計算書が必要で、内容を経営者は把握する事が大事です。

もしキャッシュフロー計算書が無い建設会社はこの機会に税理士先生に作成を依頼される事をお勧めします。

又自社で作りたいのでアドバイスが欲しい、作ってほしい要望等ありましたらアイユートにご相談ください。












 


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