特別利益の科目表示に異議

本日は地方のゼネコンさんで不動産事業も兼業で事業活動をされている7月決算で年商20億円位の会社さんのお話です。

このお客様の決算書について、勘定科目の処理に異議を唱えた話です。

不動産事業で購入した不動産(勿論売却目的)

数ヶ月間不動産在庫として経理処理されていました。

販売が直ぐ出来なかった為半年位、賃貸で賃貸収入を得ていました。

半年後、営業努力も実り、目出度く売却出来ました。

今回はその売却時の決算処理のお話です。

特別利益の項目に不動産売却益約2千万円が計上されていました。

この処理に異議を申し上げました。

特別利益は固定資産を売却した時に得られる利益の事です。

決算書上は売上総利益(売上ー原価)営業利益(売上総利益ー販売管理費)経常利益(営業利益+営業外収入ー営業外費用)
税前利益(経常利益+特別利益ー特別損失)税引後利益(税前利益ー法人税等の税金=会社の利益剰余金に積立)

このような形で当該不動産売却益は、売上総利益にも本業の儲けである営業利益にも通常の経済活動で毎期経常的に生じる経常利益にも計上されません。

多分賃貸に廻した時に自社所有の固定資産に科目振替を不動産在庫から変更したから特別利益と税理士さんが計上されたと思います。

しかし、意味合いからすれば、例えば自社の工場敷地等を売却した場合等の特別利益は分かります。

不動産売却目的で仕入れて一旦運用で賃貸収入を得た事は事実ですが、売却できた訳ですから兼業売上の不動産売上に計上すれば、売上高も増えますし売上総利益も営業利益も経常利益も2千万増加します。

 

税金も同じですから税務署も文句を言いません。

専門的な部分では、私の考えが間違いかも知れません。しかし上位の利益を成るべく多く表示出来れば、会社の財務的評価が上がり経営審査の評点も高く、外部の銀行や信用調査機関の評価も上がる筈です。

社長に詳しくご説明させて頂きました。社長から税理士さんにお願いしてみるとの事です。

来月拝見する決算書が楽しみです。

ブログをお読み頂いた建設業の社長さん、経理の勉強をしなさいと言うのではありませんが、自社の決算書をみて上記に書いた利益の意味はご理解下さい。

自分の通信簿ですから。




 


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