不祥事の温床

紹介者を通じて、年商3億円位の規模の専門工事の会社さんから、社員さんの不祥事について相談を頂いた。

それも幹部社員を含む、複数の社員がかかわっていたようです。

法律的な事は専門外ですので、お答えできませんが税務調査で発覚してきたそうです。

お話を伺ったり、帳票などを拝見して思いましたが、

仕入請求書や外注さんの請求書の工事別の確認や決裁が不完全であったり日報の提出がほとんど無いまま放置されている。

つまり誰の指示で誰に何の仕事をさせたか、又本日はどの現場に出向き何の打合せをしたか?等

本人任せになっていた様です。

社長が一人で事業を開始した当時はそれでスタートする事が殆どとは思いますが

社員さんが増えてきた段階で、何か管理的な対応が必要だったと思います。

社長は、社員性善説で管理帳票の少ない事も余分な手間をかけたりしない。

日報を書く時間が無い等の事を言われていました。

しかしその事が実際に問題が発生した訳ですから、改善しないといけません。

又お話をお聞きすると、社長自身も有価物の売買金が会社に入金していない事もご自分で話されました。(会社と個人の混同の意識)

社長のやっている事を社員は見て真似ているのです。言いにくかったが申し上げてしましました。

ついでに奥様の実施されている経理の方も改善されたり、原価管理の仕組みを導入されたら如何ですか?

見込み顧客が増えたことは事実ですが、こんな事が多く発生するのも建設業界の特徴です。

この面からも経営者の意識改革が必要です。


ある経営者の困り事

先日実施させて頂きました地方でのセミナー受講者からメールでご相談を頂きました。

 

年商7億円位の専門工事の会社さんのお話です。

 

それは、経理担当者が優秀で、会計の自計化も完成して、原価管理も完璧な形で実施、更に管理会計的な部分も習得された社員さんだったようです。

 

その社員さんが急に病院に入院して、かなり重い病気で従来のように仕事に復帰する事は難しいとのお話でした。

 

その方しか会計や原価管理等の作業が分からず、業務が止まってしまうので、セミナーで知り合った、私共に業務代行が出来ないか?

 

と言う相談でした。

 

会計の方は会計事務所に記帳などの作業をお願いできるが、原価管理の方は他に分かる方が居ないので困ったと言われました。

 

近くなら、お手伝いをさせて頂くことも可能ですが、片道新幹線で2時間半の距離です。

 

作業時間の確保も難しく、更に弊社のソフトでも無いので、丁重にお断りしました。

 

同じような話で最近、原価管理と会計の業務が1名の経理担当者しか分からないので、その方に何かあるといけないので、業務の仕組みや流れを変えて1人に頼る事から脱却したいとのご相談も頂いておりました。

 

この二つの事例から、まず起きてから対処やお願いをする経営者と、起きる前に対処方法等、考えている経営者の違いや差は明らかです。

 

又別の視点から専門性の高い業務である原価管理や経理作業等重要であるが故に、経営者も苦手意識もありお任せ状態になり易いと言えます。

 

細かい事は知らなくても、どんな手順でどんな事をやっているのか?

 

経営者は自分の会社の事です、把握することが大事だと思います。

 

又こんな危機管理察知能力も経営者に必要な能力といえるでしょう。

 

 

 


二代目新社長悩み

二代目の専門工事の建設会社の若社長の悩みです。

先代社長は70代の創業者です。

自分のパワーで創業以来、よく働き会社を此処まで(年商6億円)成長させた社長です。

最近病気の発見や体力の衰えも見え、息子に社長を譲り会長になり日常の業務から離れました。

この社長の悩みです。経営者の勉強会等には参加して、経営について学び努力されているので自社のポジションや現状の経営数値について少し分り始めた訳です。

工事の施工面では、しっかりした専務さんや工事部長さんが見えて、当面の心配は無いようですが

営業面は先代が構築した人間関係等、本音で言いたい事を言える関係で元請先との交渉もされたり、受注先の獲得も出来ていたようです。

ところが、この部分を新社長が引継ぐ事の難しさを感じているようです。

お客様のコントロールや相手との交渉等、先代独自のやり方で進められたので、自分が其処を引継ぐ為の力不足を感じているようです。

又経理面ではパソコンを扱う事が出来ない、自分の母が手書きで、銀行帳や現金出納帳等を書いて、会計事務所に渡すパターンで、原価管理等は上手く行っていません。

そんな理由で当社がお手伝いを始めたのですが、当初から期首の売掛金や未成工事受入金等の計上がかなり違っている事等、えっ?と思う事が訪問する度に沢山出てきます。

新社長に詳しくご説明をしてご理解を頂く事で、この会社の経営管理面の改善は、自信を持ってお手伝い出来ますし、ついでに新社長が建設業の利益の仕組み等も理解されて嬉しいお仕事です。

しかし、もう一つの営業面での悩みは残っています。

営業ノウハウ等の引き継ぎは難しい様です。

新社長に申し上げるのは、先ずは自社をどんな会社にしたいのか?
先代も我武者羅に仕事をしてきたのでその部分の経営理念的な部分は構築されていません。

心配でも、難しくても、自分が社長になった事は事実です。

1つずつ課題をクリアーして、遣るしかないのです。

こんな悩みの若社長は世の中に沢山いると思います。

其処を悩みと感じて自助努力する若社長と、其処に気が付かない、気がついても、日常の作業に埋没して、何をするべきか分らない社長の差は会社の規模に拘わらず大きいと思います。

そんな若社長を叱咤激励しながら私も頑張りたいと思います。






 

One to Oneマーケティングの活用

先日、表題のワン・ツウ・ワンマーケティングのセミナーを受講させて頂きました。

マスマーケティングは大量生産、大量消費、市場優先等

それに対して、ワン・ツウ・ワンマーケティングは顧客優先

つまり売り手の優先の立場と買い手優先の立場の違いで売り方が違う、そんなセミナーでしたが、セミナー内容のお話では無く

例題に注文住宅建設業の顧客価値最大化の話がありましたのでご紹介します。

各々は私のお客様でも既に実施されている事もありますが、未実施のお客様も見えますのでご紹介します。

1つ目は関係者全員のオーナー様への感謝状
これはマンションの大規模修繕工事等で設計会社に逆の立場で感謝状をお贈りした事はあるが、建設業者の、営業担当、監督、設計者、職人等等の感謝状を額に入れて贈るそうです。
2つ目は関連サービスを売る
住宅ローンや法律手続き保険等のサービスを充実(保険料収入等粗利益増加にも繋がるしお客様の満足のいく情報提供)
3つ目はリニューアルやメンテナンスの需要(定期点検等で不具合の確認等からお客との繋がりで将来の受注拡大に寄与)ある会社では、お客様の希望があれば、神棚等を大工さんに作らせて贈るそうです。(継続顧客化)
4つ目はコミュニティを作る、お客様同士の交流で住宅会社へのフアン作り(既にオーナー会等がある会社もある)
5つ目はITの活用で顧客データの活用(これも施主台帳や見込み客リスト等顧客情報を知った営業の効率化)

正に住宅の販売はマスでは無く1対1の注文住宅の販売と言う、究極のワン・ツ・ワンマーケティングであると講師の先生は話された。
これ以外にも土地探しの段階から、家族構成に合った調査、学校への距離、買い物の便利さ等営業段階の努力も必要だし、地域への社員による制服着用の清掃等のボランティア活動等各社取組例は沢山あります。

まだまだセミナーを聞いただけで勉強不足ですが、お話を聞いていると自分の商売も完全なワン・ツウ・ワンマーケティングだし実際に取組んできた事も事例の応用編であったと思います。

お陰様で忙しく、最近セミナー等学ぶ機会が減っている事も反省しながら、お客様に活用できる事をご提案する事も自分のワン・ツウ・ワンマーケティングに必要な事だと反省です。

 


優秀な元請会社の監督さん

お客様の年商8億円の専門工事の会社でのお話です。

毎月私が訪問させて頂いた日に、現場担当者や営業担当者そして事務方を交えて、売上高と粗利益の確認会議を実施ております。

その時のお話です。

売上高では10位に位置するA社さんは粗利益額では15位になっており当然ながら平均の粗利益額より低い訳です。

最近お取引が始まった先なので、この会社の粗利益率の低いのは、新規先で名刺価格で安値受注ですか?

そんなご質問をぶつけました。

すると社長の答えですが、

A社は現場管理がしっかりしており、若手の社員だけで現場に行かせても、監督さんがしっかり現場を管理してくれるので、クレームにもならず更に我社の若手の職人の育成にもなり、ある意味有難い先だから仕方無い。

そんなお返事でした。

直接的な粗利益は低いが、間接的にお仕事をさせて頂く事で、メリットが有り自社の職人の教育にもなる。

ある意味お取引したい先です。

そんな監督さんを抱える元請さんは当然ながら原価も安く協力業者に施工させる事が出来る訳です。

でも逆の会社もある訳です。

監督の段取りや現場管理が悪い為に、協力業者の職人に現場で手待ちが発生したり、材料の不足が生じたりで

思うように現場が進まずに、結局請負金額は変らないので、協力会社の原価が増えて儲からない結果になる

結論としては、元請会社の現場管理力の優秀な会社は協力会社の協力も得やすく、原価低減も図り易いそんな事が言えます。

元請会社としては、優秀な現場監督さんの育成が会社の成長のキーポイントになると思います。

 


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