初めての経験の複雑な心境

ある中堅ゼネコンさんからのご依頼で、1月と2月に全国の支店の協力業者様に私の『脱!どんぶり勘定』のセミナーを実施させて頂いております。

本日はセミナーのお話では無く東京でのセミナー会場に向かう電車の中の出来事です。

東京駅からJR中央線から総武線に乗り換えて乗車しました。

社内はほぼ満員の状態です。

私が乗り込むと中国人の団体風の集団の中から1名の40代位の女性の方が私に手招きをして席を譲る合図を頂きました。

少し恥ずかしい気持ちでしたがお言葉に甘えて席に座らせて頂きました。

生まれて初めて電車の席を譲られた経験です。

今迄は譲ることはあっても、譲られた事はありませんでした。

現在66歳ですが、一応スーツにネクタイ姿です。

疲れた老人に見られたのか、複雑な気持ちです。でもご厚意は有難く頂きました。

此処でもう一つ中国の方はマナーが悪い等の話を良く聞きますし、海外旅行等で自分も中国人のマナーに眉をひそめた事も何度か経験しています。

でもこの方の思いは別として、海外旅行先でこんな事をして下さる中国人もみえる訳です。

何でもひと括りに判断するのは間違いと言う事も、実体験させて頂きました。


 


働き方改革と仕事のやり方

働き方改革関連法が2019年4月から施行される。

内容については、働き手を増やす・出生率の上昇・労働生産性の向上の3つが柱のようです。

この中で建設業の労働生産性の向上について、大昔に勤務していた専門工事業の会社での取組をご紹介します。

私が20年位前に勤務していた会社ですが、現場担当者が特に遅くまで長時間労働する事が当たり前でした。

事務員や営業マン、職人、積算業務等現場担当者以外は残業で遅くなる事は余りありませんでした。

私が総務部長として、最初に取組んだのは、残業手当の問題でした。良い事とは思っていませんでしたが、残業手当を固定制にしました。

つまり残業が無くても30時間分の残業は支払われる仕組みです。でも実態は大きな現場の竣工等が近づくと60時間以上の現場担当者が沢山いました。勿論30時間しか支払われません。

自分でも分っていましたが、残業手当をルール上削っただけで、グレーのルールでした。

実際に現場担当者の仕事を内部の人間が応援する取組を検討しました。

現場担当者の仕事の内容は多岐に渉ります。

特に事務作業の軽減を中心に事務職が担当者の仕事を応援しました。図面のコピー、現場経費の精算作業、協力業者への発注書発行、日報等の書式の簡略化等少しではありましたが成果も現れつつありました。

しかし大きな成果が上がりませんでした。理由を考えてみると、やはり1番はコミュニケーションの個人差が大きかった事。

上手く他人に伝える事が得意な方と不得意な方の差が大きい事がありました。

又事務職側にお手伝いの感覚がある事等が考えられました。

今同じ状況にあった場合には、事務職が応援では無く、2つのポジションを担当する事にして、事務担当と現場監督補助担当として職務分掌や雇用契約書に明記して自分の仕事として取組む事にしたいと思う。
又SNSやアプリ等を使い現場の状況を事務側も把握する仕組みが出来たらと思います。

人手不足に対応する為に経営者の意識改革も必要ですが、雇用される側の仕事に対する意識改革も重要になります。
又仕事のやり方の改革、仕事をする心の改革も大事な部分になると思います。

社会の変化に取り残されないように、会社の仕組みややり方を常に改善する姿勢が経営者に求められていると思います。



 


現場の入場費

ある大手ゼネコンの大きな建設現場での出来事です。

私のお客様はその会社の下請で建築の専門工事を担当されています。

毎日、毎日現金の出金で、現場の駐車場代として500円支払われていました。

勿論現場経費として、原価参入して頂き、現場経費の予算から使われる事で私的には問題が無いのですが

内容は大きな現場なので、当然作業に出入りする、下請けの監督さんや職人さんが沢山入る訳です。

最近は町中の現場では、コインパーキングの経費が大きく打ち止め制の無い駐車場では1日数千円の支出もあります。

それに比べて、この元請ゼネコンさんは、建設用地の中で大きな駐車場が準備され非常に好条件でお仕事をさせて頂けると思っていたようです。

ところが蓋をあけて、現場が始まると、比較すれば安いかも知れませんが、1回1台入場する毎に500円が徴収される仕組みです。

其処までは問題ない訳ですが、領収書が○○建設株式会社○○現場職長会でパソコンで作ったような、小さな領収書が発行されていました。

安いか高いかは別として、そのお金の入金先と支出先です。

勿論ゼネコンさんの表に出すお金として、会社の収入になっていれば問題ないのですが・・・・・・

後で聞いた話ですが、200万位のお金が貯まったようです。

完成打ち上げパーティ等として支出されていたようです。(勿論会計報告等はありません)

よく職長会の領収書で1社5千円位で元請けの責任者が自主的に集めて、現場の皆さんで焼き肉パーティ等で現場の懇親を図る為に開催されている事は良くある話です。

これらの会計処理や実際のお金の流れや余ったお金の処理等

私のように細かい事が気になる人間は税務的な課税関係も気になりますが、差額のお金の精算も気になって仕方がありません。

一部とはいえ業界的にも残っている慣習でしょうか
 


働き方改革と工期短縮

『働き方改革』の取組が中小建設業でも始まりました。

お客様の建設会社の総務部長さんがセミナー等に参加されています。

内容については専門外ですので正しくないかもしれませんが、労働力不足や長時間労働の改善等が業界としての取組に重要かと思います。

労働力不足には、現状でも現場に高齢者や外国人等も入っていますが、まだ不足のようです。

労働の多様化の側面ではITの導入等で現場からタブレットで材料手配したり、工程管理、原価管理等便利なツールが増えていますし、少しずつ建設業では進んでいるような気がします。

でも肝心の労働時間の削減が、中小の建設会社では進んでいないように感じます。

残業手当の問題によるコスト高。

我々の時代のように、長く会社にいて仕事をする方=頑張っている方は否定されつつあります。

これらの事を総じて建設業では、工期の短縮が1番重要視して意識すべき問題と感じます。

工期の短縮が実現すれば、会社全体の生産性が上がり、当然ながら原価は下がり、利益が増える。

売上高や資金繰りに興味のある社長は多く見えますが、現場毎の工期と売上高との関係について

売上高と会社の間接原価(現場担当者の現場に掛かる人件費、機械等の経費)その面でも注目して頂き、売上高単位の労働生産性を高くする=工期の短縮にも意識を向けいて頂かないと、時代に取り残されていくと思います。

中小建設業の社長さんに考えて頂きたい事柄です。





 


変わる事でチャンスが生まれる

新しい年商5億円位の専門工事の会社さんの話です。

社長は原価管理のやり方を変えてコストダウンをする事で会社の粗利益を増やす。
私の考え方に賛同頂き、今回新規の契約を頂きました。

ところが番頭格の専務さんが今迄のやり方と変わる事に抵抗感があるようです。

私は2つの事をお話させて頂きました。

一つ目は、今の会社の状況が良好であれば今のままで良いと思います。
しかし現状良い状況ではない事は専務もご理解されて、会社の共通認識です。
今回ご採用頂いたのは、原価をきちんと管理して、粗利益を増やす為と言う、重要な一面の話です。
もっと別な方法で会社の改善にアプローチされる事は必要かもしれません。
しかし、『同じメンバーで同じやり方』では社会情勢が悪くなればもっと悪くなる可能性もあります。
メンバーは同じでもやり方を変えれば良くなる可能性も出てくると思います。

もう一つは最近セミナーでお聞きした受け売りですが、

CHANGE(チェンジ)から、Gの中のT(タブー)を取ればCHANCE(チャンス)になる。

今迄のやり方を変える事はある意味嫌な事なのは分りますが、社会は刻一刻と変化して行きます。

変化を嫌がらずに、会社方針(社長方針)に従って実行して頂かないと、成果が出ません。

抵抗勢力を如何に納得してお仕事をさせるか、又一つ課題が生まれました。



 

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