協力会社の与信管理

地方の中堅ゼネコンさんで財務諸表の読み方の研修依頼があり、管理者の方現場代理人の方に貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書、完成工事原価報告書の財務諸表のご説明をさせて頂きました。

 

リクエストを頂いた理由についてお尋ねしました。

 

答えは協力業者さんの中で、経営破綻の会社が発生して専門工事業の仕事の引き継ぎが上手くいかず大きな損失の現場が出来た事が起因しております。

 

そこで協力業者さんの決算書等を取り寄せ、ある程度把握できるようにしたいとの事でした。

 

ある程度の程度は微妙な部分もありますが、一応のご理解は頂きました。

 

建設業の場合、粉飾決算も散見されることから、未成工事支出金や完成工事未収入金の過大計上等利益を過大にし易い科目のお話

 

キャッシュフロー計算書との関連等お話しましたが、難しい事が多いので、顧問税理士さんや専門家にも見て頂く事が望ましいです。

 

財務諸表の閲覧は建設業許可業者の場合可能なので、継続して把握する事や、信用調査会社の資料等も参考になります。

 

協力業者のリスク管理に目を向ける部分は素晴らしいと思います。

 

しかし与信管理で財務内容が良い会社は分り易いのですが、悪い会社の場合に倒産するかどうかは誰も分りません。

 

グレーの会社が多い事も事実です。

 

勿論財務諸表も1つの判断材料ですが、経営者の資質をトップが面談などして把握しておく事や協力会社の仕事ぶり等

 

総合的な判断が必要です。

 

 

 


オープン参加セミナー開催のお知らせ

2018年11月27日 私の著書

【小さな建設業の脱!どんぶり勘定】
〜事例でわかる「儲かる仕組み」〜

をもとにした、オープン参加可能なセミナーを開催いたします。

セミナーの詳細は こちら をご覧ください。

沢山の方のご参加をお待ちしております。


取締役工事部長の人件費

年商20億円の土木工事のお客様のお話です。

 

工事部長さんと営業部長さんが取締役に昇格されました。

 

お目出度いお話ですが、問題は工事部長さんの人件費です。

 

従来通り自分の現場も持って見えます。

 

然しながら、役員報酬となり従来の工事原価の給与手当から販売管理費の役員報酬に会計では処理されます。

 

それは会計から見たら正しい処理ですが、自分の現場は持たないで管理側の仕事が増えれば問題ないのですが、お仕事の内容は変りません。

 

しかし、原価的には工事部長給与が原価では無くなるので、工事部長の担当現場は粗利益がアップします。

 

従来から、未成工事支出金の間接配賦金の中にも計上されております。

 

社長のご要望で、会計処理上は販売管理費で行くが、管理会計上は従来通り役員報酬に変わっても原価として計上する。従来と変わらないようにして欲しい依頼でした。

 

少し頭をひねりましたが、会計上の完成工事粗利益と同様に、管理会計上の完成工事粗利益が一致すべく方法を考える事が出来ました。

 

このように会計の原理原則と実態が合わない事も中小建設業ではある事です。工事毎の粗利益から会計の粗利益に導く迄の計算式が完成しました。

アイユートのノウハウが活かされた方法でした。

 

 

 


台風被害と請求漏れ

年商6億円のリフォーム工事の会社さんでのお話です。

9月の台風被害の影響で小さな修繕工事や屋根の改修工事等等通常の月に比べて3倍以上の工事数でした。

10月に9月分の業者請求書や職人さんの日報等から原価が発生するのですがその処理が出来ていません。

理由は大変忙しく、毎日の作業が遅くまで続き、現場担当者の事務処理の時間がとれず、取りあえず支払だけは済ませたようです。

原価管理ソフトで工事の登録も出来ておらず、10月は事務作業のお手伝いもさせて頂きました。

お手伝いの成果もあり、各現場毎の原価の仕分は出来ましたが、今度はお客様への請求書や保険会社への提出書類等まだ残っています。
従って仕事は終わっているが、売上の発生しない為未成工事支出金の扱いに会社としては残ります。

社長曰く、以前なら請求忘れが多く発生しただろうが、工事別に未成工事支出金に原価が残っているので1〜2カ月は遅くなるが、未請求の仕事が記録に残るので有難いと言われました。

忙しい時ほど、忘れやミスが多くなるので注意が必要です。

又台風災害には保険からおりるケースもあり、お客様の対応も保険がらみで、大変のようです。

しかし保険の内容いかんでは全額お客様負担もあるようです。

日頃から、火災保険の台風被害項目の適用条件等も見ておく必要があるようです。

災難はいつ降りかかるか分りません。皆様ご注意しましょう。

現場担当者の役割と遣り甲斐

この度、地方の中堅ゼネコンさんで、現場担当者向けの社内研修をさせて頂く事になりました。

 

メインテーマは『原価管理とコストダウン』です。

 

現場担当者の仕事は品質・工程・安全・環境・原価と多岐にわたり、大変な仕事であることは良く理解しています。

 

遣り甲斐とは、地図を作る仕事であったり、家族にあの建築物はお父さんが造ったと誇れる事等、現場が完成した時に大きな歓びが生まれてくると思います。

 

でも長時間の労働時間に見合うようなお金が付いてくれば、更に現場担当者の仕事に誇りと苦労のし甲斐があり、頑張ることが出来ると思います。

 

そこで、テーマとしてお金の話ですので、会社の人件費の源泉は工事毎の粗利益から出てくる事を理解して頂き、人件費を増やす為には何が重要か?について労働分配率の話も理解して頂きたい部分です。

 

仮に10億の売上の会社で、労働分配率が50%とします。同じ売上で3%の粗利益率が向上しますと、3千万の粗利益が増えます。

労働分配率が同じであれば、人件費は1500万上がる訳です。

 

だから現場担当者のお金の管理は重要になり、自分の現場の進め方や原価管理の工夫、職人さんを効率よく仕事が出来るような段取り等努力が反映される仕事です。

 

この辺りを上手く受講者に理解して頂けるように、私も努力して行く所存です。

 

 


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